グループホームの悲劇

富士ヶ丘サービス株式会社 代表取締役

2014年02月11日 21:27

もう認知症だから、グループホームに入れなければ、

という考え方を改めなければ。

どうやって??このようにブログで現場の生の声をお届けするしかないので、

記します。

今回も、悲しい出来事がありました。

うちのサービス付き高齢者向け住宅から、グループホームに移ってすぐの訃報です。

まず前提として、グループホームすべてが悪いわけではありません。

そして、サービス付き高齢者向け住宅も、すべてがいいわけではないということは、はっきりさせておかなければなりません。


弊社のサービス付き高齢者向け住宅では、併設のデイサービスに看護師さんを配置しなければならず、

またデイサービスの配置基準外の看護師さんを、サービス付き高齢者向け住宅における健康管理情報を行っていただいております。

これは適法です。

さてグループホームではどうでしょうか??

看護師さんはなんにんいるでしょうか?!


それなのに、認知症を発症したからグループホームに、というのは本当に安易で、医療面でのサポートなど全く理解されていません。




今回の利用者様がグループホームに移られたのも、やはり認知症が進んだことでした。

私たちにとっては、認知症が進んだとしても、サービス付き高齢者向け住宅で住み続けらえると思っています。

ケアマネさんが適切な給付管理をしてくだされば、べらぼーな月額利用料にならず、住み続けられます。


十分にご家族にお話をしましたが、私たちの思い伝わらず、結果、こういう悲劇が起こって、

はじめて、私どものサービス提供体制をご理解いただけるなんて、皮肉です。



今回のことは、完全に私の力不足なんです。うまく家族に伝えらえなかったのですから。


ごめんなさい。さびしい思いをさせて、本当にごめんなさい。

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